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07プレ・プロバイオティクスPrebiotics&Probioticsヒトの身体には、約2kgにもなる多様な細菌が共生しており私たちの健康との深い関わりがあるといわれています。皮膚や口腔、大腸など、私たちの身体の外界と接する部位の表面には、数百兆個もの細菌が棲息しており、その総量は重さにして約2kgにも及ぶといわれています。これらの常在細菌は、外部からの刺激や異物(有害な細菌やウイルスなど)に対する防御機構に関与したり、一部はアミノ酸やビタミンを産生することが知られており、私たちの健康との関わりが注目されています。常在細菌は、有用菌(善玉菌)、有害菌(悪玉菌)、日和見菌の3つに分類されます。日和見菌は、有用菌と有害菌のどちらか優勢な方に加勢する性質があるため腸内環境は有用菌が優位な状態を保つことが望ましいとされています。シンバイオティクス常在細菌のバランスを意識したい方へプレ・プロバイオティクス製品を選ぶときのポイントとは?有用菌が優位な常在細菌のバランスを意識するうえでは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせたシンバイオティクスという考え方が注目されています。分類代表例プロバイオティクス腸内環境との関わりが注目されている生きた有用菌プレバイオティクス有用菌の栄養源となる難消化性成分乳酸菌酪酸菌ナットウ菌水溶性食物繊維フラクトオリゴ糖グルコン酸プロバイオティクスは、十分な菌数が必要とされる部位に生きたまま届くことが望ましいとされており、胃酸や熱などの消化環境に配慮した菌種を選ぶことが大切だといわれています。また、食品から必要な菌数を摂取するのは難しく、体外へ排出されやすいためプレバイオティクスと組み合わせたシンバイオティクスとして継続的に摂ることが大切です。ケンビックスシリーズは、酸や熱に強い菌を選定し、プレバイオティクスとプロバイオティクスの組み合わせに配慮するなど、菌の働きを意識した製品設計と品質維持に努めています。32Prebiotics&Probiotics